日経平均 値動きの特徴

早速ですが以下のグラフをご覧ください。
これは2006年~2015年まで10年間の日経平均月足データの月毎の平均値を算出しグラフ化したものとなります。
何となく日経平均の年間の値動きの推移が視覚的に見ることができるかと思います。
ただ、これだけでは何となく「そんな値動きなのか~」で終わってしまうかと思いますので、もう少し他の根拠を付け足して見ていきましょう。
皆さんは相場の『アノマリー』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
アノマリーという言葉の意味自体は少し曖昧で、明確な理屈や理論があるわけではないのですが、今までの経験則などから良く当たるとされるというような意味となります。
アノマリー = 『時期的な特徴』という認識をしていればいいかと思います。
特徴としては以下のようなことが言われています。
では、先程のグラフに時期的なアノマリーを重ねてみましょう。
いかがでしょうか?
あまり実際の値動きの数値と、アノマリーを重ねた資料は少ないかと思いますが、このように見ていくことによって、あながち時期的なアノマリーも騒がれているだけあって間違いではないということがお分かり頂けるかと思います。
この日経平均の値動きの特徴も、これだけを見てトレードのエントリーポイントとして使用することはできません。
ただ、この値動きのイメージを知っている、頭に描けている、というだけで、トレードの質の向上に役立てることはできます。
目先のエントリーポイントだけに目を向けるのではなく、このような大きなイメージを持っておくことも無駄ではないということをご理解頂ければと思います。