トレード分析の種類(トレンド系テクニカル分析)①ローソク足

ローソク足はチャートの中に描かれる一番代表的で、一番必要なものになります。
トレードをされる方は、ほとんど使用しているでしょう。
このローソク足の見方が分からなければトレードはできないと言っても過言ではないほど大切で、一番初めに学ぶ必要があるものだと思っておいてください。
私たちは普段当たり前のように使用していますが、もの凄く分かり易いと思いますし、考えた方は本当に凄いな~と思います。
江戸時代の米相場の取引のために日本人が考案したそうですね。
まずは詳しく理解していく前に、以下のチャートをご覧頂き、ローソク足のイメージを簡単に確認してみてください。
いかがでしょうか?
白抜きや黒塗りになっている四角いボックスのようなものに、線が飛び出ているものや、出ていないもの、十字になった線だけのようなものがありますね。
この一つ一つがローソク足と言います。
では、このローソク足についてご説明していきます。
【ローソク足の見方について】
出来上がったローソク足にはどのような意味が隠されているのか見ていきましょう。
一つのローソク足を見ただけで、瞬時に
『始値(はじめね)』 『高値(たかね)』 『安値(やすね)』
『終値(おわりね)』 の4つの値を判断することができます。
始値 | ローソク足が形成されるスタート位置 |
高値 | ローソク足が形成された一番高い位置 |
安値 | ローソク足が形成された一番安い位置 |
終値 | ローソク足が形成された最後の位置 |
ということになります。
白抜きになっているローソク足 | 陽線(ようせん) |
黒塗りになっているローソク足 | 陰線(いんせん) |
どちらでもない十字形状 | 十字足(じゅうじあし) |
四角の上下に出ている線 | ヒゲ |
上に出ているヒゲ | 上ヒゲ(うわひげ) |
下に出ているヒゲ | 下ヒゲ(したひげ) |
四角にヒゲが出ていないもの | 丸坊主(まるぼうず) |
と呼びます。
その他の細かな種類については後ほどご説明しますが、おおむねこれらが基本となります。
では、以下の図でご説明していきます。
[4つの値の見方]
[こんなローソク足はどんな値動きの結果?]
【ローソク足の期間について】
先程見て頂いたチャートのローソク足は日足のローソク足と言い、ローソク足にはいろいろな期間(時間軸)の種類があります。
その種類について解説しておきます。
日足 | 1日の値動きを1本のローソク足で表したもの |
分足 | 任意の時間(1分、5分、30分、60分など)の値動きを1本のローソク足で表したもの |
週足 | 1週間の値動きを1本のローソク足で表したもの |
月足 | 1ヶ月間の値動きを1本のローソク足で表したもの |
年足 | 1年間の値動きを1本のローソク足で表したもの |
ローソク足にはこのような種類が存在します。
いずれも、期間が違うだけでローソク足の見方は全て同じです。
これらを使用する選択については、トレードスタイルの違いによって変わってきますので一概にどれが良いというわけではありません。
【ローソク足の種類とその特徴について】
では、もう少し細かくローソク足の種類とその特徴についてご説明していきましょう。
以下の表をご覧ください。
以上が全てではありませんが、概ね代表的なものを挙げておりますので、これぐらい理解しておけば、後は微妙な大きさの違いだけですので、応用的に分かってくるかと思いますし、それほど神経質に形や大きさに拘る必要はありません。
とにかく大まかな形とその意味を理解しておけば十分でしょう。