タイミングこそ全てである by.グランビル

お疲れ様です!
相場の方は特に大きな動きがありませんので、今日は少しだけテクニカル分析の基礎の一部をお伝えしてみたいと思います。
おそらくみなさんは、
「グランビルの法則」
という言葉は馴染みがあると思いますし、内容も知っている方が多いのではないかと思います。
シンプルで分かりやすいですからね。
例えば
「グランビルの8法則」
いわゆる移動平均線による分析ですね。
(200日線を使用した単線分析が有名)
買いシグナル4つ、売りシグナル4つからなる計8法則です。
一応少しだけ補足して書いておきますね。
【買いシグナル】
①移動平均線が下落後、横ばいになるか上昇しつつある局面で、価格が移動平均線を下から上に突き抜けた場合
⇒ 買い相場の初動段階ですね。
②移動平均線が依然として上昇しているのに、価格が移動平均線を下回る場合
⇒ 第一次押し目買い段階と言っていいでしょう。
③価格が移動平均線の上にあって、価格が移動平均線に向かって下落したものの、交差することなく再び上向きに転じる。
⇒ 第二次押し目買い段階と言っていいでしょう。
④移動平均線が下降している場合でも、価格が移動平均線と大きく乖離して下落した場合
⇒ 下降状況に中の行き過ぎからの逆張り買いという感じですね。
【売りシグナル】
⑤移動平均線が下落後、横ばいになるか下落しつつある局面で、価格が移動平均線を上から下に突き抜けた場合
⇒ 売り相場の初動段階ですね。
⑥ 移動平均線が依然として下降しているのに、価格が移動平均線を上回る場合
⇒ 第一次戻り売り段階と言っていいでしょう。
⑦価格が下降する移動平均線の下にあって、価格が移動平均線に向かって上昇したものの、交差することなく再び下向きに転じる。
⇒ 第二次戻り売り段階と言っていいでしょう。
⑧ 移動平均線が上昇している場合でも、価格が移動平均線と大きく乖離して上昇した場合
⇒ 上昇状況に中の行き過ぎからの逆張り売りという感じですね。
流れ的に8法則全てを書いてしまいましたが、今日皆さんにお伝えしようと思ったのは、
J.E.グランビルさんが謳っている
『陥りやすい落とし穴10のポイント』
についてです。
グランビルさんはこんなことを言っています。
- 相場の語っていることの代わりに、他人の言うことに耳を傾けること
- 耳寄りなニュースで株式を買うこと
- 空売り株数の減少している株式を買うこと
- 天井値と大底値を当て推量すること
- 個人的な推測に基づいて強気を続けること
- 不本意な取引をすること
- 技術的な指数を無視すること
- 市場に長居し過ぎること
- 配当の重要性にとらわれて目が利かなくなること
- 基本的な指標にこだわり過ぎること
そして「タイミングこそ全てである」と締めくくっています。
どうでしょう。
改めて読んでみると、なんとなく分かるような気がしますよね(^^)
(昔は暗記していたのですが、スラスラとは書けませんでした(^^;)
一つ一つは短い言葉ですが、中身を紐解いて考えてみるとかなり奥が深い言葉ばかりです。
特に私は、日々専用解説の方では、下線を引いた部分を表現は少し違いますが伝えています。
このように、たまにテクニカル分析の基礎となるような文献を改めて見てみるのも良いことですね。
我々は目先のトレードばかり目を向けてしまいがちで、自然と基礎から離れていってしまう傾向にありますが、
改めて見てみると、やっぱり基礎は大切で、「答えの大元はそこにあるんだな」ということを再認識させてくれます(^^)
トレードをするほどの相場でなく、時間がある時には、少しこのように「改めて〇〇をしてみる」ということも大事ではないでしょうか。
今日はたまたまグランビルの法則のお話しをしましたが、これだけでトレードができるということではありませんので、その辺りはご理解くださいね(^^)
では、では、ご参考までに・・・